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純金積立のデメリット
ローリスクだがローリターン
純金積立は安定的な運用が可能な反面、「高いリターンが取りづらい」というデメリットがあります。
純金積立は他の金融商品に比べて値動きが小幅でなおかつ手数料が若干割高なため、短期的に利ざやを稼ぐというスタイルではなく、長期的に資産形成を行うというスタイルとなります。
ですから、「年金を運用して、利益だけで生活したい」「お金持ちになるためにハイリターンを狙う」と考えている人には向きません。
ここ最近は金の価格上昇が著しく、短期・長期共にかなりの値上がりを見せているので、一概に高いリターンを得られない投資方法とは言えなくなっているのも事実ですが、それでも長期的な投資であることに変わりありません。
「金への投資で大きな利益を出したい」という方は、ハイリスク・ハイリターンにはなりますが『先物取引』を選択肢に入れてみても良いでしょう。
小売価格と買取価格の差額がある
純金の取引を行う際は「小売価格」で購入し「買取価格」で売却することになります。これは純金積立でも店頭でも同じです。
この二つの価格が同じであればよいのですが、実際は「買取価格」は「小売価格」よりも常に数十円低く設定されています。
ですから、「同じ日、同じタイミングで買って売る」という行為を行うと必ず損してしまうのです。言い換えれば、購入後に最低でもその差額分値上がりしないと損をする事になります。
株であれば同じ指値で約定した場合、手数料を除けばプラスマイナスゼロですが、商品取引はこのような差額が発生してしまいます。
買った瞬間にこの差額分の損失を抱えることになるのが純金積立のデメリットのひとつと言えるでしょう。
ですから、純金積立の取扱会社を選ぶ際は「小売価格」と「買取価格」の差にも注目してみてください。