資源に投資する積立投資
「純金積立」をご存じでしょうか。
純金積立は毎月一定額を積み立てて少しずつ「金」を購入する投資商品で、リスクの少ない資産運用として注目されています。
もちろん、他の投資方法と同様に経済情勢や社会情勢によって金の価値が下落して元本を割る可能性もあります。
まずは「純金積立」に対する正しい知識を身につけてメリットデメリットを把握した上で、他の投資手段と比較検討を行いましょう。
金の価格と下落リスク
純金積立はリスクの少ない資産運用方法ではありますが、「リスクがゼロの投資」ではありません。
純金積立は「月々積み立てたお金で純金を購入する投資」ですので、金の価格が下がれば資産が減ることになります。
それを踏まえて、ここ7年の金価格推移と日経平均株価の推移を比較してみましょう。
*金価格は田中貴金属の小売り価格にて算出、日経平均株価はその月の終値を使用
当サイトの制作が始まった「2007年6月」の金額を100とし、その後の金価格の上昇率・下落率を表にしました。また、比較のために「日経平均株価」の推移も掲載しています。
この10年間で、色々な出来事がありました。リーマンショックにより株価は大暴落、その後の経済対策で持ち直しかけたところで民主党政権に変わり、株価は低迷を続けます。自民党が政権復帰し、アベノミクス効果で急激に株価は持ち直しましたが、円高の進行で株価の上昇はストップします。
ニュースでは数年ぶりの株価、などと報道されていますが、実は2007年6月末の株価に比べて、ようやく当時の株価に戻っただけだという状況に過ぎないのです。
一方の金価格は、2008年末に底を打った後、ほぼ右肩上がりで上昇しています。
株はその企業が倒産すれば何の価値もないただの紙切れになります。それに対し、純金積立で得られる「純金」は形のあるものですから、工業原料として、また貴金属としての需要が全くなくならない限り多少値下がりすることはあっても無価値になることはありません。
現在のように経済情勢・世界情勢が不安定な時期こそ、純金積立のような投資方法が安全なのです。
正しい基礎知識を身につけよう
純金積立を始めるには、まずは正しい知識を身につける事が必要です。
「特定保管」や「消費寄託」、「ドル・コスト平均法」など難しい言葉も出てきますし、一定以上の大きな利益を上げた場合は確定申告による税の納付が必要になります。
当サイトでは、専門用語や税金に関する知識、取扱会社の選び方や比較情報など、「純金積立に必要な基礎知識」を紹介していきます。
あなたの資産運用の選択肢に、「純金積立」を加えてみてはいかがでしょうか。
純金積立・比較ランキングNo.1!
ネット証券で初めて純金積立の取り扱いを開始した楽天証券の特徴は、1つの口座で純金・プラチナ・銀の積み立てが可能という点です。
金だけではなくプラチナ・銀も積み立てしておくことで、金価格の下落に備えてリスクを分散することが出来ます(もちろん純金積立だけでも可能です)。
また、購入手数料も比較的割安ですので、同じ金額を積み立てた場合、他社よりも金の保有量が多くなります。
口座開設費用や年会費はかかりませんので、純金積立をこれから始める方はまず口座を開設しておくことをおすすめします。
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金融不安を抱える今だからこそ、純金積立
日本を始めとして、今なお世界各国が不況に苦しんでいます。
相次ぐ倒産で持っていた株が紙くずになってしまった人もいれば、為替の急激な乱高下で痛手を負ったFX投資家も多いでしょう。
一方で、純金積立を行っている方はほとんど痛手を受けていません。
*金価格は田中貴金属の小売り価格にて算出、日経平均株価はその月の終値を使用
先ほども見て頂いたグラフとなりますが、アベノミクス効果で急上昇した日経平均も、サブプライムローン問題の前の株価まで戻せていない状況です。
それに対し、金は2008年7月から11月にかけて2割近い下落がありましたが、この時の下落は、株や債券の下落で痛手を負った金融機関などによる換金売りがほとんどで実際の需要は落ち込んでいなかっため、すぐに値を戻してさらに上昇しています。
純金積立は毎日一定金額で金を購入していきますから、下落前や下落中に純金積立を始めた方は、この期間にかなりの金を積み立てる事が出来たため、逆に「下がってよかった」と喜んでいる人も多く、この下落時に買い付けた金で含み益が出ている方がほとんどとなっています。
純金積立は「金価格が上がれば資産価値が上がる」「金価格が下がれば多くの金を買い付けできる」ため、値動きに一喜一憂することなく長期間の投資を行う事が出来ます。
こんな時代だからこそ、価格の上下動に左右されず、リスクが少ない純金積立がおすすめです。